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広島・呉へ 前編

数年振りに4度目の広島・呉へ行って来ました。いつもは車で金曜日深夜に出発し明け方呉へ入り、夜に広島市内へ移動して宿泊の翌日お昼帰路というパターンだったのですが、今回は直前に大雪の予報が出た事もあって鉄道の移動を考えていた所、JR西日本のトクトク切符で「松山・広島割引きっぷ」を発見。行きか帰りに松山へ立ち寄るというルートにはなりますが通常の新幹線往復よりはお得だし、何よりも船旅好きとしては高速船に乗れるというのもあって今回はこの切符を使っての移動となりました。

朝6時過ぎ雪が吹き荒れる地元を出発し、新幹線連絡駅の新大阪へ向かいます。雪は京都駅を過ぎても車窓から確認する事ができ、内心「出かけてて大丈夫か」と思いながらも列車は走る。幸い今回の乗車区間では雪による影響も無く、定刻通りに広島駅へ到着。久方ぶりに訪れた広島駅は記憶の景色とは全く違い、非常に大きくおしゃれな駅へと変貌していました。


広島駅からは、ひろでんの線路にそって薄く雪の残った道を平和公園へ向かって歩きます。空模様は晴れたと思うと雲に覆われ、時には小雪が舞うという冬の景色詰め合わせとなりました。それもあって上の川からの写真と下の原爆ドームの写真はほんの1時間程の差です。



途中に稲荷町(いなりまち)に神社を発見。朝の神社という事もあって参拝させていただきました。この稲生神社には妖怪退治をした稲生武太夫をお祀りしており、「南区七大伝説 妖怪伝説」と題した物語を漫画で解説した物が置かれていました。





原爆ドーム、広島平和記念資料館、被爆遺構展示館と回りました。最後に広島平和記念資料館を訪れたのはリニューアル前だったので、今回リニューアル後再訪してより分かりやすく、詳しくなった様に思いました。私が子供の頃修学旅行で訪れた時とは違い、当時の事を体験さらた方から直接伺う事も難しくなってきています。訪れた方が展示物を見る事で「考えるきっかけ」になって欲しいと思う所です。



平和記念公園を後にし、帰りはひろでんに乗って一路広島駅へ向かい呉線に乗車。呉・広島間はクルマで何度も移動した事があったのですが、鉄道で移動するとまた違った景色を見る事ができとても楽しいひとときでした。




呉の宿で広島で購入したおやつタイム。駅ビルで作りたてが販売されているにしき堂のもみじ饅頭(こしあんのみですが作りたてが購入できます)と、あさみやワッフルのイチゴ。どちらも美味しかった(笑)にしき堂と言えば個人的には生もみじなんですが、やはりスタンダードも美味です。イチゴワッフルは苺の酸味とクリームの甘味がちょーど合ってて、ひとつしか買ってない事を非常に後悔した一品です。通販が無いので現地に行かないと食べられない…これは本当に機会があれば是非とも食べていただきたいですね。



呉着が夕方になったので、今回の目的のひとつでもあるアレイからすこじまへバスで向かいます。空模様は日差しがあったので「少しはあったかいかな?」と思っていたのですが何の何の「海風で寒い寒い」17時過ぎから2時間半程頑張りましたが寒さでノックアウト。指が冷たくてシャッターや設定のボタンが押せない。風を防げる場所等があればもう少し何とかなったのかと思いましたが、いくつか良いと思える写真も撮れたのでここは素直に撤退です。無理に踏ん張っても良い写真は撮れません。





アレイからすこじまは岸壁から潜水艦を見る事ができる数少ない場所です。呉駅からバスの本数も多く撮影に行きやすい場所ですが、冬の季節は本当に寒いので防寒の用意は万全にしてお越しください。

広島・呉へ 後編につづく